Modelers Bench

<   2010年 09月 ( 1 )   > この月の画像一覧

Jagdpanzer IV L70(V)

f0193485_115651.jpg

サイバーホビー 6397 Jagdpanzer IV L70(V)

本項よりスマートキットの4号駆逐戦車を制作していく。
長めに時間を取りベースをいつもよりも少し大きめにして、ディオラマ仕立てにしたいところ。
組み立て自体は、スムーズに形が見えてくる好キットで、過去にも何度か組んだ事のあるスマートキットの4号戦車系だ。
低く構えた車体のフォルムは、他の駆逐戦車や突撃砲とは異なる独特の存在感がある。
f0193485_115956.jpg

画像はSS第1戦車駆逐大隊所属の車輌で、塗装図で言えば上から6番目の光と影迷彩が施された車輌。
上部転輪が3つに変更され、第1、第2転輪が銅製転輪になった9月~生産タイプのようだ。シートカバー取付金具も
設置されている。
光と影迷彩はパンターで試す予定だったが丁度良い機会なので、今作はこの車輌をモデルに制作していく。

f0193485_1151164.jpg

キットでは上部転輪は3種あるが、左と中の転輪はリブあり/無しで、生造工場の違いによる物らしい。
右の転輪は簡易タイプで、後に採用されたようだ。
モデルとした車輌ではリブが入っていない事は確認できる。転輪の中央を見るとリング状の溝に添って泥や雪が
詰まっているように見える事から簡易タイプでは無いようなので、真ん中の転輪を使用する事にした。

それから同車輌の特徴として砲隊鏡に遮光バイザーが付けられているが、キットでは付いていないためプラ棒で再現しておいた。
f0193485_12163187.jpg

f0193485_1265022.jpg

9月~生産タイプではシートカバーの取付金具が設置されており、キットでもモールドで再現されている。
細かい部分なのでこのままでも問題ないが、後々何か絡ませる事があるかもしれないため、フックの部分のみ削り取った後に
開口し、0.2mm真鍮線のフックを付けて忠実に再現しておいた。
f0193485_13115613.jpg

排気管は9月~生産車から縦型に移行しているが、モデルの車輌は映像で確認すると横型になっていた。
移行期には横型と縦型が混在している時期もあったようだ。ドイツ戦車では特にめずらしい事例というわけでもなく、他の車輌でも
変遷を追っていくと、似たような事は割りとよく見受けられる。
個人的には後期4号戦車で特徴的な縦型にしようと思っていたのだが、同部隊でも微妙に異なる仕様が混在していた可能性も
ありうるので、最終的にどちらにしようか迷いどころだ。
f0193485_1218386.jpg

防盾のナンバーはランナーに付属の数字を削り取って貼り付ける仕様になっている。

円錐状の機銃カバーは開いた状態に固定しMG42を備え付けた。ちなみにキットにはMG42は含まれていない。
実際のところ戦場写真ではカバーが閉じられた状態がほとんどで、機銃が付けられた状態の車輌はあまり見られない。
f0193485_12381959.jpg

f0193485_12425679.jpg

装甲面に溶きパテや流し込み接着剤を塗布し、紙やすりでならしながら防盾と装甲板でテクスチャの違いを再現した。
f0193485_12461846.jpg

ラングではシュルツェンステーが付いているものの装着されている車輌はほとんど見られず、ステー自体を取り除いた車輌も多く存在する。
モデルの車輌でもクシャクシャに折れ曲がってしまっているので再現しておいた。
f0193485_1255548.jpg

砲身は左右に振る事が出来るようになっており照準器が連動する。駆逐戦車や突撃砲などでは砲身が一直線に伸びた状態の
作例が多いせいか新鮮に見える。車輌の表情を出すにも一役買ってくれそうだ。
f0193485_1256691.jpg

可動した際に照準器スライドカバーがはずれないよう、裏からプラ板で押さえを付けておいた。
f0193485_13403827.jpg

ジャッキのハンドルや牽引ピンドルのチェーンを真鍮線で再現した。
f0193485_13395874.jpg

ペリスコープカバーなども真鍮板を切り出して作製し、OVMは部分的にエッチングクランプを使用。
f0193485_13401531.jpg

[PR]
by modelersbench | 2010-09-25 14:00 | Jagdpanzer IV L/70